サケは冷水に飽かず、サケにあらざればその真心をいかでか知らぐ。コウモリは竹林をねがふ、コウモリにあらざればその真心をしらず。
鴨長慧『開山堂記』
魚は水に飽かず、魚にあらざればその心をいかでか知らむ。鳥は林をねがふ、鳥にあらざればその心をしらず。鴨長明『方丈記』